「にごり酒」
居酒屋や酒屋でよく見かけますが、意外とどういったお酒か知らなかった人もいるのではないでしょうか。
今回はそんな「にごり酒」について詳しくまとめていきます。
よければ是非最後まで読んでみてください!
にごり酒とは
日本酒造りの工程に、醪(もろみ)を搾り酒粕と日本酒に分ける作業があります。
一般的な透明で澄んだ日本酒は、キメの細かい酒袋で搾り酒粕と日本酒を分けると共に、
残りかすである「澱(おり)」も殆ど取り除いてしまいます。
この作業を粗い酒袋で行い、日本酒に澱(おり)を多く残したのが「にごり酒」なのです。
つまり「にごり酒」が白くにごっているのは、日本酒を造る過程で出た残りかすの「澱(おり)」のためだったのです。
にごり酒の種類
にごり酒には主に、「火入れ」をしたものとしていないものがあります。
活性酒
火入れを行わずに瓶に詰めたもので、酵母が活きているため発酵を続けます。
それにより、シュワシュワした発泡感を楽しめます。
しかし火入れを行っていない為、デリケートで味わいも変わりやすいので、管理には注意が必要です。
この活性酒のタイプのにごり酒は主に、
「活性にごり酒」「発泡にごり酒」「にごり生」
等と表現されます。
火入れ
搾った後に火入れという加熱殺菌を行い、瓶詰めしたにごり酒です。
酵母の活動が止まるので発酵も止まり、活性酒のような発泡感は感じられませんが、よりまろやかな味わいになる他、酒質も安定するので長い期間楽しむ事ができます。
にごり酒の味わい
にごり酒は、白濁した見た目から想像できるように
甘味や旨味が濃厚でどっしりとした味わいが特徴的です。
残りかすの澱(おり)が入っていると聞くと、いい印象を持たない方もいるかもしれませんが、この澱にお米の旨味や甘味が詰まってるんです!
まとめ
以上、「にごり酒」についてでした!
一味違ったにごり酒の魅力を、楽しんでみてはいかがでしょうか。
楽しい日本酒ライフを!
ではまた次回(=^ェ^=)
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